2月20日(月) リスボンに向けコチン出発
このときコチンには大きな船が5艘あったが、使節はサンティアゴ号という船に乗船し、他の4艘より少し遅れて出帆した。使節には船長用の広い2部屋と、その応接室が与えられた。 コチン→セント・ヘレナ島 船上での使節
【2月25日(土)】 船の浸水
船が浸水し、ポンプを使って水を外に出そうとしたが、すべてを取り除くことはできなかった。水が入ってくる音が聞こえても、荷物が多くてどこから入ってくるのかわからず、穴をふさぐことができない。このため、引き返すか大きな被害が出るかと思われたが、ついに浸水している場所が発見され、ふさぐことができた。その穴は積荷のときに小舟から受けた打撃によるものであった。