3月9日(金) マカオに入港
出航してから17日目、使節を乗せた船はマカオに入港した。そこでは、ポルトガルの司令官やマカオ居住のパードレたちが使節を迎えた。 次のマラッカに向かうための風が、すでにやんでしまっていたため、パードレの住院に滞在することになる。この期間は決められた時間に礼拝と修業をし、ラテン語の学習、日本文字を書く練習のほか、声楽と器楽を学ぶことになった。