恋風旅路 >> 恋風旅日記 >> イタリア旅日記 >> 3日目(その2) +3日目(その2)+(フィレンツェ) 〜憧れのヴェッキオ橋周辺〜 ウッフィツィ美術館の間にある道を通り、川岸に出る。ここ、NHKの「世界ふれあい街歩き」に出てたところだ!ついにここに来たか…!しばらく川を眺めて、フィレンツェの空気を味わう。
左に曲がり、ヴェッキオ橋を渡ります。しばらくまっすぐ行くと、左手に突然でかい建物が現れました。
〜パニーニに挑戦〜 さて、回廊見学ツアーまで少し時間があるので、道をブラブラしていると、バルでパニーニを売っているのが目に入った。そういえばお昼食べてないな…お腹がそんなに空かないし、冬はすぐ日が暮れてしまうので、お昼を食べているのがなんだかもったいないのだ。でもせっかく来たから、ということでパニーニを買ってみることに。 陽気なおじちゃんの店で、トマトとチーズの入ったパニーニを1つ買ってみた。これを半分にするつもり。おじちゃんは察してくれたのか、ナイフを持って「半分に切る?」という動作をしてきたので、お願いする。よく気がつくおじちゃんだ。 道沿いにベンチのようなところがあったので、そこに座っていただきます。パンが結構堅いので切ってもらって正解だった。
堅いパンをもぐもぐして食べ終わり、時計を見ると…あれ?集合時間まで10分ないんですけど!おかしいな、あと20分くらいあったはずなのに。今ピッティ宮の近くで、橋を渡ってオルサンミケーレ教会まで戻らなくては。これ、間に合うかしら…とにかく走るぞ!!! 人ごみを縫ってフィレンツェの街を疾走する日本人2人。妹の方が速いので、私は後ろから指示出し。橋を渡ったまではよかったが、その先の細かい道がわからない。多分右なんだよな…あたりを見回していると、ふと、目の前の建物に「オルサンミケーレ→」のような古い文字が見えた(気がした)。「右だ、右だ!」とにかく走ってみる。 〜ソーリーソーリー〜 運良く、オルサンミケーレの脇の道を走ってきたようだった。道の脇に、人が集っているのが見える。あれかも!「ソーリー」などと適当に謝りながら、予約票を見せてみると、集っていたのはやっぱりツアーの人々だった。よかった、間に合ったみたい。時計を見ると、集合時間2分過ぎ。危なかった。 ガイドさんの解説を聴くためのレシーバーと美術館のチケットを受け取り、ヴェッキオ広場を通ってウッフィツィ美術館へ。ガイドさんが何やら話しているが、英語なのでさっぱりわからない。イタリアの歴史について話しているようだけども。が、あからさまにイヤホンを外すのは申し訳ないので、聞きながら「わかったふり」をして進みます。この英語解説、先は長いですぞ。 〜荷物チェックがありました〜 美術館の列にしばらく並び、荷物チェックを受ける。結構厳しい。コートまで脱がないといけない。レシーバーの紐がパーカーのフードに引っかかって取れず、あたふたしていると、前に並んでいた同じツアーのおばさまが取ってくれた。このおばさま、さっきから優しいんだよな…レシーバーのスイッチの入れ方を教えてくれたり。どこの国の人かわからないけど、上品な感じの方でした。一人で参加されてるようだったので、本当に好きなんだろうな。 ツアーでは、ウッフィツィ美術館内の主な作品の説明もしてくれます。私は回廊に入るのが目的なので、絵は適当に鑑賞。ガイドのおじさんの説明も聞き取れるところだけ理解(と言っても「美しい」とか、「青い」とかしか聞き取れない。絵の内容については予備知識で理解しているので、ゼロから聞き取って理解しているわけではない)。妹もあまり意味がわかってないうえ、美術にも宗教にも関心がないので、早速飽きたような感じでブラブラし始めた。私も「はぐれなければいいか」と思い、同じ部屋の中をウロウロし、気になった作品をカメラに撮ったりしていた。そう、驚いたことに、フラッシュさえなければ写真撮影可能なのだ。海外の博物館や美術館は寛容だなあ。 ただ、フラッシュにはめちゃくちゃ厳しい。ガイドさんも、自分のツアー客じゃない人にまで「No flash!!」と注意していた。
〜いきなり!〜 説明が一通り終わり、ガイドさんはある通路の扉の前でツアー客を集めた。なんかまた新しい部屋かな?と思って扉から入ると、そこには静かな通路が…そう、ヴァザーリの回廊がいきなり始まったのだ。いきなりすぎて、最初よくわからなかった。ガイドさんが何か説明してたのかもしれないけど、何しろ聞き取れてないので。我々が入ると扉が閉められ、貸し切りのような状態に。静かだ…
回廊の中にも、絵画が飾られていました。有名な絵ではないみたいなので私なんかは全くわからないが、古いものからだんだん新しい年代になっていくように飾られています。マフィアの襲撃を受けてボロボロになった絵もありました。
最初は「これも使節の時代にはあったのか…」と絵画も見ていたのだが、新しくなると全く興味が失せ、窓があるたびに「今どの辺りかな…」とよそ見して歩く始末。他の観光客も窓の外ばかり見ていたので、目的は私と同じだったのかも。「ヴァザーリの回廊ツアー」だし。でも外を見ても、夜だったので景色がよくわからず。明るいうちのツアーに参加されることをおすすめします。
最後の方の展示は、「現代アート」という感じ。年代もかなり新しい。もちろん、私は何もわからない。他の人々も同じらしく、みんな見てはいるものの、流し見、という感じ。
〜回廊ツアー、終了〜 なんか名残惜しい…もう1回来た道を戻って往復したい。そんなことはできないので、仕方なくレシーバーをガイドさんに返す。ガイドさん、「サヨナラ〜」と言ってくれました。我々も「うぉっ、(日本語だ!!)さようなら!!」と返し、夜のフィレンツェの街へ。
すっかり暗い冬のフィレンツェ。でも街中はまだまだ人でごった返しています。途中、広場にメリーゴーランドが設置されているところへ出てきた。なんだか幻想的な感じ。
しばらく広場の様子を眺めていたが、寒いので足早にホテルへ。最後にドゥオモの近くに出てきたので、遠くからライトアップされた鐘楼を見て帰ります。
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