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+1日目+(日本〜ヴェネツィア)


〜ヴェネツィア行き〜
 スーツケースのベルトがうまく巻けないまま、時間になったので駅へ。今回は時間がもったいないということで、アリタリア航空の直行便、しかも就航したばかりというヴェネツィア行きの飛行機に乗ります!着いたらもうヴェネツィア…夢のようである。しかも「ヴェネツィア行き」という響きが何やらオシャレでかっこいいではないか。成田へのバスを待っている間にベルトを巻き直し、いざバスへ。実は、このバスに乗るのが一番楽しみな私。たぶんワクワク度が一番あるからだろう。バス内では、まだ途中だったローマでの計画を練ったり(まだやってないのか)、居眠りしたりして過ごした。

〜謎のリコンファーム〜
 空港到着後、予約していたWifiを受け取り、カウンターへ。並ぼうとしていると、案内のお姉さんが「搭乗券をお持ちですか」と話しかけてきた。ネット予約していたので、印刷したeチケットを見せると、「それは違います、eチケットですね」と言いながら、違う列へ誘導。何か違ったみたいだが、無事チェックイン、スーツケースを預ける。席はネットで予約したときにリクエストしたのが、そのまま取れたようでした。
 最後に受付のお姉さんに、「帰りの飛行機のリコンファームは必要ですか」と訊いてみると、必要なくなったので、やらなくて大丈夫とのことだった。ネットでも必要ないと出ていたのだが、「やっておいた方がいい」だの何だのと情報が飛び交っていたので、直接訊いてみようと思っていたのだ。アリタリア航空は、リコンファーム必要ありませんよ!(後日談:本当にリコンファームしなかったが、普通に帰れました)

ホテルのアズレージョ これを見るのが好き
ヴェネツィア行は14:35発です
使っていない搭乗ゲートの椅子で
外の様子を見てのんびり
お、別便のアリタリアがいました
飛んだ飛んだ!
離着陸にいちいちはしゃぐ。
…数十分後には我々も離陸です
皆さんが撮ってるので私も撮ってみた。
そろそろ搭乗です


〜やっぱり緊張する〜
 おにぎりを食べたり、空港内を探検したりしているうちに、搭乗時間に。この日はうまく行ったのか、思ったより早く離陸した。離陸ってやっぱり緊張する…世界中を飛び回っている人はなんてことないんだろうけど、たまーーーにしか乗らない人間はドキドキしてしまう。妹は飛行機大好きなので「おおお…」なんて言って騒いでいた。我々の隣は誰もいなかった(COMFORT SEATと書いてあったので、何かの特別席かな?)ので、窓際なのにトイレ行き放題でラッキーでした。

ホテルのアズレージョ 翼の付け根の席でした。アリタリアのロゴがよく見える

ホテルのアズレージョ いつものフライトマップ。
あとで写り悪くなります

〜イタリアンはラザニア〜
 その後、プレミアムエコノミーとの席の間にカーテンが閉められたり、前の座席の人が特別扱いされてるのを目撃したりして「格差社会だ」などと話していたが、機内食がやってきて満腹になるともう眠くなり、しばらくお休み。ちなみに機内食、和食とイタリアンから選べました。私も妹もイタリアンにしたが、トマト味のラザニアみたいなのが入っていて、なかなかおいしかったです。

ホテルのアズレージョ 妹の写真を拝借しました。
スパゲッティ−が出るかと思ったら、ラザニア登場

〜語学力なくてすみません〜
 仮眠から目が覚めると、飛行機独特の「何時かわからない感覚」がやってきた。すでに電気が消えていて、外も真っ暗。昼間に出て時間をさかのぼるから、しばらく明るい時間が続くと思いきや、わりとすぐ暗くなってしまった。斜め前の座席で、大学生っぽい女の子が電気をつけてせっせと勉強しているので、その灯りを借りて私も史料を読むことに。拾い読みをしていたが、きちんと読んでなかったので。途中、イタリア人の乗務員さんになぜだか話しかけられたが、何語かもわからずポカンとしていると、「いいやいいや」というように手を振って去っていった。何だったんだろ、「ローマ」と言ってるようには聞こえたのだが。

〜uno, due, tre…〜
 さて、史料も読み終わってしまったので、モニターをいじってみる。私はフライトマップをぼんやり眺めているのが好きなのだが、今になってフライトマップの映りが悪くなってしまったので、違うメニューを試してみることに。飛行機に乗ったばかりのときは、映画が起動しなかったんだよな…ふと妹を見てみると、イタリア語が学べるゲームみたいなのをやっている。私もそれにしよう。ただ、覚える前に飽きてしまい、数字くらいしかできなかった。この数字さえ、もともと勉強していたスペイン語と似ているだけ。やっぱり目的を持って勉強しないと身につかないな。

〜映画が観られるみたい〜
 今トイレに行って戻ってくるときに、後ろから盗み見したら、映画を観てる人がいたんだけど!…着陸まであと4時間30分、1本は観られる。モニターをいじってみると…ほんとだ、映画映るじゃん。妹に教えようとしたが、すでに寝ていたのでやめておいた。今年公開されたばかりのも結構入ってる。テレビで紹介されていて気になっていた「JERSEY BOYS」の日本語吹き替えがあったので、それを観ることに。テンポが良くて、楽しい映画でした。私が好きな「君の瞳に恋してる」も出てきたので、一気にウキウキ気分。

ホテルのアズレージョ 写りが悪くなってしまったフライトマップ。もうすぐヴェネツィアです

〜もう飛行機も終わりか〜
 着陸が近くなり、機内が明るくなった。機内食の時間らしい。あと1時間くらいで着陸なので急いで済ませる。前の壁にある大きい画面でフライトマップが出ていたので高度を見ていると、どんどん下がっていく。ついにイタリアだ〜〜。現地時間夜10時半ごろ、無事着陸。15時間のフライトでした。あとはホテル行って寝るだけ。

〜またもや聞き取れず〜
 荷物が出てくるターンテーブルのまわりには、同じ飛行機の人しかいないようで、何だか閑散としている。スーツケースが機械で飛び出してくることに驚きながら、しばらく待つ。なかなか出てこないので、すみっこの椅子に座って遠くから見張ることに。我々のスーツケースは無事、大きな傷もなく出てきました。
 ゴロゴロ運びながら、バスのチケット売り場へ。売り場の窓口の上には大きい電光掲示板があって、バスの名前と行き先、時間が書いてある。一番早いヴェネツィア行きのバスの名前を言うと、「メストレ?ヴェネツィア?」と、窓口のお姉さんが訊いてきた。我々は何を尋ねられているのか聞き取れず、「ん???」という感じだったが、ようやく「メストレ」と言っていることがわかり、「あー、ヴェネツィアまで!」と返して切符を手に入れた。発音が良すぎてわからなかった。

〜若者に頼ってみる〜
 発車まで20分くらいあるので、バス停を探しがてら、外の探検をする。すっごく寒い!!ウロウロしてみると、電光掲示板にバスの時間が表示されているところに来たので、どうやらここらしいということになり、脇にあった券売機を見ながら待つ。これでも買えるみたいだけど、なんか厄介そうな感じ。妹と券売機の説明を解読していると、他の乗客もわらわら集まってきた。やばい、並ばないと!ということで、日本人の男子大学生さん(?)3人組の近くに並んでみる。我々より語学は得意なはず。何かあったら助けを求めよう。

ホテルのアズレージョ バスの停留所の表示。時間も出るのでわかりやすい

〜イタリア時間の洗礼〜
 発車時間10分前くらいにバスがやってきた。しばらくしてトランクルームが開けられたが、積んでくれるというサービスはない。勝手に入れろ、みたいな感じ。我々より前に並んでいた人たちがスーツケースを寝かせて手前に置いたため、力のない私たちはそれより奥に入れることができず、上に重ねておくことに。集まっていた人たちがバスに乗り込み、いよいよ出発。私たちは発車時間が過ぎていることに驚き、「普通、発車時間に間に合うように来るよね」「発車時間じゃなくて、発車の準備が始まる時間なのでは」などと話し合った。これがイタリア時間か。しかし、何十分も遅れているわけではない。普段の生活で電車が数分遅れてキリキリする日本人もよくないよなあ。

ホテルのアズレージョ 空港〜ヴェネツィアのシャトルバス側面。
チャオ ヴェネツィア!

〜階段しかない橋〜
 30分くらいして、バスはヴェネツィア本島に到着。みんな降りるので間違いない。他人の荷物の上にスーツケースを積んだので、ゆっくり行けば降ろしてあるんじゃないか、などとずる賢いことを話しながら行くと、思惑通り降ろしてあった。やった。さて、ここからはホテルまで歩き。鉄道の駅近くのホテルを予約したので、まずは駅方面へ。Googleさんのストリートビューであらかじめ予習をしておいたので、ほぼ迷わずホテルに到着。途中、スロープのない橋がちょっと大変でした。予約の際はそこまで気をつけた方がいいですね。

ホテルのアズレージョ 橋からの眺め。もう夜中です
夜のサンタ・ルチア駅。
人陰もまばら
サンタ・ルチア駅の向かい側の運河。
たまにヴァポレットが通り過ぎていきます

〜苦手なチップ〜
 ホテルに着くと、フロントのおじさんは誰かとしゃべっていたので、挨拶もそこそこに予約票とパスポートを出す。おじさん、おしゃべりの片手間に我々の手続きを済ませ、「このジェントルマンがお部屋にご案内します」というようなことを言って、もう一人のがっしりしたおじさんに引き継いだ。がっちりおじさんは出てくるなり「コンニチハ!!」と挨拶してくれた。おおお…感動。我々も「わー、こんにちは!!」と返し、部屋に案内してもらった。おじさんが荷物を運んでくれるまで「チップどうしよう、渡そうかなあ」と話し合っていると、おじさんはスーツケースを運んでテキパキと去っていったので、渡しそびれてしまった。うーん、まあいいか。

〜1日目は移動でおしまい〜
 部屋は窓が小さく、暗くて古い印象。だけどポットとお茶セットもついていて、一通りそろっている感じ。エアコンも暖房がよく効いたので、寒くなくてよかった(暑くて目が覚めたくらい)。もう夜中だったのでさっさと寝る準備をする。明日はサンマルコ大聖堂の方に行きます。

ホテルのアズレージョ 部屋の様子。古い感じですが、設備は揃っています。セキュリティーボックスも使いやすかったです
バスタブ付き。シャワーカーテンがなかったので大変でした(^^;)
(イタリアは付いてないのが普通なのか?)


+2日目+(ヴェネツィア)

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