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+5日目(その1)(フィレンツェ〜ローマ)


〜朝食代が無駄に〜
 おはようございます。本日はローマに移動です。昨夜気づいたが、電車が8時過ぎに発車、朝食は8時からということで、ホテルの朝食が食べられない。仕方ない、我々も昨日出発してたカップルみたいに、朝食なしで行くしかない。ホテルを予約するときはここまで考えないといけないんだな…勉強になりました。

〜滞在税が必要〜
 7時半前、出発の準備をして部屋を出る。ホテルのおじいちゃんがいたので、出発するようなそぶりを見せる。おじいちゃん、我々を引き止めて何かを示している。カウンターの上に置かれている注意書きみたいなのを見ると、滞在税を払え、ということらしい(この注意書き、何カ国語も書いてあり、日本語もあった。日本人もたくさん来るんだろうなあ)。片言の英語で金額を教えてもらい、無事支払い完了。おじいちゃんに挨拶してホテルを出た。お世話になりました。次はおじいちゃんと話せるようにイタリア語を勉強してから来たい。

〜どきどきのフレッチャ・ロッサ〜
 駅のコンビニで朝食の買い出し。サンドイッチと飲み物を買いました。
 本日はイタロではなく、フレッチャ・ロッサという電車に乗ります。電光掲示板で到着ホームを確認。
日が昇ったばかりのフィレンツェの駅。朝焼けがきれい

ホームには「○号車」と表示される液晶画面があるので、その近くで待ちます
おっ、来た来た!!かっこいい!!

 スーツケースを運び上げ、荷物置き場へ。イタロより狭い感じだったけど、幸い、他に置いている人がいなかったので、何とか押し込む。観光シーズンは大変そうだな、これ…。
電車は、ほぼ時間通りにフィレンツェを出発。さらば、フィレンツェ。ちょっと寂しい瞬間です。

フィレンツェ S.M.N.を出発。さらば〜〜
…と思ったら、こんなところでしばらく停車。車庫みたい

〜チャオチャオ〜
 朝食をもぐもぐ食べていると、検札のお兄さんがやってきたので予約票を見せる。大丈夫だった。切符を買わないこのシステム、わりと楽かも。キセルが多そうだけど。
 車内では陽気なイタリアおばさん・おじさん4人組が楽しそうにしゃべっている。これから仕事だったらイラッとするところだけど、今日は仕事じゃなく気持ちに余裕があるのでそんなに気にならないぞ。おばさんが電話し始め、切り際に「チャーオ、チャオチャオ、チャーオ」と連発していたのが面白かった。日本人が「はいはい、またね、じゃあねー」という感じに言うのと同じ感覚だろうか。

〜快適な車内〜
 朝食後、景色を眺めて過ごす。ローマのテルミニ駅までは1時間半くらい。

住宅街な感じ。フィレンツェの郊外だろうか
田園になってきました
丘の上に家があります。住人はどういう生活をしているのかなあ
川がありました。パズルにありそうな風景
写真では全く見えませんが、家の近くに羊がたくさんいます

イタロに引き続き、このフレッチャ・ロッサも快適なのであっという間だった。ずっと乗っていたい。

通路の天井に付いている画面 地図が出たり
時速が出たり 運転席からのカメラ映像が出たり。結構楽しい
車内の様子。進行方向左側に1列席、右側に2列席という配置
荷物置き。3段になっている。スーツケースは重いので持ち上がらず、下に倒して置くしかなかった
席はこんな感じ。机は折りたたみ式なのでもっと広くなります

〜名残惜しいが〜
 列車はテルミニ駅に到着。ずっと乗っているわけにもいかないので、降りますぞ。大きい駅だが、何となく外に出た。これからホテルに荷物を置きにいきます。本日のホテルも駅から歩けるところで、サンタ・マリア・マッジョーレ教会のすぐ近く。地図を見ながら歩いていくと、立派な建物が見えてきました。おおお…マッジョーレ…すぐ入りたいが、スーツケースが邪魔なのでまたあとで来ます。

ローマの7つの教会のひとつ、サンタ・マリア・マッジョーレ

〜いい雰囲気のおじさまたち〜
 車通りが激しいマッジョーレの前の道をどうにか渡り、ホテルへ。フィレンツェのもそうだったけど、こじんまりしていて、日本でいうと「民宿」のような感覚。カウンターにいたダンディなおじさまが「ボンジョルノ!」と声をかけてくれた。荷物を預かってもらおうとしていただけだが、部屋の準備ができているみたいなので、一連のチェックイン作業に入る。あとからホテルのおじさま従業員がもう一人やってきたが、二人ともニコニコして親切で、オプションのツアーとか、ツアーのバスがホテルの前まで来てくれることとか、いろいろ説明してくれた。英語だったけど、私でも聞き取りやすかった。イタリア人の英語ってたまに聞き取りやすい。日本人が話すカタカナ英語に近いものがあるのかもしれない。

〜便利なローマ・パス〜
 部屋に荷物を入れ、作戦会議。ローマ滞在中は地下鉄を使う予定なので、乗り放題になる「ローマ・パス」を買いに行きます。テルミニ駅に戻り、事前にネットで調べた売り場へ向かう。カウンターがあり、人が並んでいたのでわかりやすかった。我々も早速列に並んでみる。

ホームの一番端にある通路をずんずん歩いて行くと、「Tickets→」の看板が現れるので、指示どおり右へ
ここだここだ! 人が集まっているローマ・パス売り場のカウンター。

 カウンターを見ていると、後からチャラい感じのイタリアおじさんがやってきて、空いているカウンターで業務にとりかかった。列が短くなるかと思いきや、みんな並んだまま。「あのオジサン、何してんだろうね…鼻かんでるし…」高まるオジサンへの不信感。
 列はジリジリ進み、やっと我々の番に。対応してくれたお姉さんが「webで予約したか」みたいなことを言っているので、「予約してない」と言うと、隣のオジサンカウンターへ行けという。なんだ、予約あり・なしで分かれてたのか!最初から言ってほしい。オジサンのカウンターはそんなに混んでいなかったのですぐ購入できた。

〜これから狙うは〜
 すみっこの方でカードの裏に名前を書き、一緒にもらった地図で行き先の確認。ローマ滞在中に、ヴァチカンと、ローマの7つの教会に行ってみたい。本日はこれから、7つの教会のひとつ、サン・セバスティアーノ聖堂を狙ってみます。いきなりローマ市外なのでバスに乗らないと行けないみたいなのだが…たどり着くかわからないが、とりあえず行ってみよう。

〜一応コロッセオも〜
 バス停がチルコ・マッシモにあるので、まずは近くのコロッセオへ地下鉄で向かってみます。「チルコ・マッシモ」駅まで行ってもよかったのだが、やはりローマに来たらコロッセオを見ないと、ということで降りてみることに。

地下鉄の駅から出てくると、いきなりコロッセオ

 おおお…これが、かの有名な!思ったより大きくてどっしりしてる感じ。そしてこのあたり、コロッセオだけじゃなくて他の遺跡もゴロゴロしている。道の両脇にも遺跡。どっちを見ればいいのやら、というくらい遺跡だらけ。私は古代ローマ史をよく知らないのでアホな感想しか出てこないのだが、昔はここらへんが栄えていたのかなあ。

遠くから見ても存在感すごい
こっちへ進んでみましょう。ローマの地下鉄はこれからC線が開通するようです
こんなのが道ばたに! ここにも馬車がいました
こんな遺跡がずーーーっと続いてます 遺跡の奥にちょっと新しそうな教会。
いろんな年代の建物が共存する国イタリア

〜目的外のところにいるような〜
 遺跡を見ていたら地図の見方を間違え、なんだかよくわからないところへ出てきてしまった。

この立派な建物は何だ…??

 ガイドブックの写真と見比べて調べてみて、やっとわかった。「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂」に来ているらしい。なんだ〜、違うところに来てしまった。いろいろ考えたが、結局コロッセオに戻るのが一番わかりやすいということで、来た道を戻る。

〜何度もコロッセオ経由〜
 さて、コロッセオに戻ってきました。今度はきちんと目的地を間違えないように。まずは「コンスタンティヌス帝の凱旋門」を目指し、その後「サン・グレゴリオ通り」を進みますぞ。やっぱり最初から地下鉄でチルコ・マッシモまで来ればよかった。

どうやら「コンスタンティヌス帝の凱旋門」まで来られたようです

 チルコ・マッシモのバス停まで来ましたが、道を間違えたため乗ろうとしていたバスはすでに通過後。次のバスが始発のバス停を出発するまで少し時間があったけど、そのままちょっと待ってみることに。

〜バスを待ってみたものの〜
 ローマのバスは電光掲示板で、これから来るバスがどのあたりにいるか表示してくれる(あてになるのかどうかはわからないが、通り過ぎるバスを見ているとだいたい合っている感じ)。
 我々の乗りたいバスの番号が表示されたので、「もうすぐ来るかも!」と希望が出てきたが、何しろ寒い。日陰だし、北風がものすごいので、じっと立っていると手がかじかんでくる。手袋がないとキツい。

こんな感じで表示されます。意味がわからないので調べてみると、「A Capolinea」はまだ始発駅にいるということらしい

 このままだと体力がもたない気がしてきたので、一度地下鉄の駅の中へ入って避難することに。風がよけられれば体感的にはかなりあったかい。

ついでに駅にあるトイレに行ってみたが、薄暗くてこわい。手すりのようなものがあって一見気がきいてる風だが、便座があるのかよくわからない。お金払ってこれは嫌だ。「牢獄」と命名した
チルコ・マッシモ駅の改札。人もあまり来ないので突っ立っていても怪しまれない

 5分後くらいに、様子を見にバス停に来てみた…が、電光掲示板の表示が消えている。え、通り過ぎたの!?

〜その節は〜
 …今から次のバスを待つのも嫌だ。我々は歩くのは苦にならない方だが、この寒さの中歩くのも嫌だ。気候がよければ挑戦していたかもしれないが、「寒い」という身体的ストレスと「バスを逃した」という精神的ストレスで、今日は諦めることにした。こんなことでくじけるとは。使節に怒られそうだけど、ローマ初心者でこれはレベルが高いということで許してもらおう。もし天国に行けて使節に会えたら「その節はすみませんでした」と謝ることにし、次の目的地を決める。

〜ガンガン進みますぞ〜
 まだ日が高いので、次に遠いと思われる「サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」に行ってみます。これも7つの教会の一つ。火事があったので使節の時代の建物ではないけど、一部は昔のままだそうなので行ってみたい。

チルコ・マッシモ駅のホームにやってきました。何度も出たり入ったりしていたが、やっと本来の使い方をします

 そのまま「チルコ・マッシモ」駅から地下鉄に乗り、「サン・パオロ」駅で下車。歩いて10分かからないくらいのところに、聖堂がありました。

正式な駅名は「Basilica San Paolo」というみたい

 聖堂手前の交差点のところでは、靴の青空市場みたいなのが開かれていて、シスターたちが見ていた。こういう光景もイタリアならではだなあ、とじっと見てしまった。

交差点より。左側にあるのがサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラの建物。右側にマックがある
通り沿いにずっと歩いて、左に曲がると現れるサン・パオロの入口
入口にあった案内図。どうやら今いるのは左上の入口らしい。正面から入ると中庭と回廊が見られるのかも

 さて、サン・パオロの内部を見学していきましょう。

入ってすぐの「変容の祭壇」。馬小屋発見!この背景の白い建物はなんだろう…
脇の入口から入ってしまったので位置がよくわかってないが、左側に後陣の半円屋根、右側にパウロのお墓があります
後陣の向かって左側にある「秘跡の礼拝堂」。今はお祈りしたい人のために解放されています
ボロボロな感じのオジサンの像があるな〜と思っていたら、パウロの像でした。解説によると中世後期くらいからあって巡礼者に(たぶん破片を持ち帰ろうとして)ひっかかれてたらしいので、使節もこのオジサンをみたかもしれない

 この「秘跡の礼拝堂」には聖母子のモザイク画があって、言い伝えによるとあのイグナチウス・デ・ロヨラがイエズス会を作るときに、そのモザイク画の前で祈った、っていうのも解説に書いてあったけど、何しろ英語がすぐ読めないので見逃してた…(;-_-)

いや、待てよ…これ、もしかして…左にいる女性のニット帽の上あたり…
見逃したと思ったら、上の写真にオバケみたいに偶然写ってた!たぶんこれ!近くで見たかったなあ…

 気を取直して、次へ行きましょう。

聖ステファノの礼拝堂。石打ちの刑で亡くなった、キリスト教では最初の殉教者とされています。パウロとの関連はあまり意識してませんでしたが、石打ちの刑のときに回心前のパウロ(当時はサウルという名前)が立ち会っていたそうです。
解説によると1823年の火事の前には、ここにステファノの祭壇があり、パウロのお墓にすっごく近かったとのこと。使節はそれを見ていたのかな
上の方には歴代教皇の肖像画がずらり
後陣のモザイク天井。これは昔からのものだそうなので、使節も見たはず!!よくぞ残っててくれた…(あとでまた何回か出てきます)
後陣の前にある主祭壇。こういうところってよく入れなくなってるけど、この教会では自由に通り抜け可能
あ!ウロウロしてたら、誰かがお金を入れたのでモザイク画がライトアップされた!おこぼれに預かって撮影する私
モザイク天井の右隣にある聖ロレンソの礼拝堂。解説によるとベネディクト会修道士の聖歌隊が使っているとのこと。椅子が両脇に並んでいます
聖ロレンソの礼拝堂の隣(だったはず)、聖ベネディクトの礼拝堂。火事のあと建て直されたもの
モザイク天井の右側にある「聖母被昇天」の祭壇。解説によると使徒たちが聖母の墓を開けるとそこはバラとユリであふれていて、聖母の身体はなかったとか

 次はSAGRESTIA(聖具室)と表示されているところに入ってみます。

実はなんだかわからないまま進んでみた「SAGRESTIA」。あとで調べたら「聖具室」「香部屋」という意味だった
入っていきなりこの人。これは…うーん…洗礼者ヨハネでいいのかな?私の判断基準は「ワイルド→洗礼者ヨハネ」「そうでもない→イエス様」。適当で曖昧
(洗礼者ヨハネと勝手に判断した)像の隣には別の部屋。なんだろ、ここ…奥まで見えないのでよくわからなかったが作業部屋のような印象
実際の香部屋はここからのようです
行き止まりの広い空間には、壁一面にいろいろ並べて飾られてました。解説がない(あったのかもしれないけど見てなかった)のでよくわからないが、火事のあと遺ったものを展示していると勝手に判断(誰か正しい情報を教えてください)

 謎の空間SAGRESTIAを出て、回廊の方へ。

内側の側廊(ここは側廊が二重になっている)。
ふわーーー!!色合いが宮殿みたい!
ここにも天井近くに、歴代教皇の肖像画がびっしり並んでおります
側廊より身廊をのぞむ
一番外側の側廊。この像、よく見たら「大ヤコブ」って書いてある…くそう、イエスの使徒ファンの私としたことが…他の像見逃した
身廊に出てきました。椅子がないのでさらに広く感じる。奥が主祭壇です。そこまで行ってみましょう
主祭壇のちょっと手前にある「凱旋門」。解説では5世紀に建物の修復があり、このアーチの装飾もそのときの修復に含まれていたとか。ということは、使節もこれを見たはず!
凱旋門のちょっとにある主祭壇。また誰かがお金を入れてくれたので、後陣の天井が輝いています
主祭壇の手前は少し低くなっていて、降りられるようになっています。ここにパウロのお墓があるそうです。解説によると、祭壇の下にある格子窓から見える石が石棺だとのこと
パウロのお墓の上にある鎖。どうやらパウロがローマで捕まっていたときに使われていたものらしい
解説によると、最近の発掘で見つかった、初代の後陣跡。今のとは向きが逆だったらしい
凱旋門の左右にある、ペトロとパウロの像。かっこいい〜〜
行ったときはあまり気にならなかったけど、人が写ってる写真を見て、
かなりでかいことに気が付いた
祭壇の近くにあった柱と、その根元。ライオンみたいなのがかわいい。
この柱の彫刻、面白いのでずっと見ていたい

外に出てきました〜

 順路に沿って歩いていくと、最後にお土産屋さんに着きます。広くてきれい。私が行ったときはあまり人がいなかったのでじっくり見られました。…が、店員さんもたまにしか出て来ない様子。裏から、大声でおしゃべりしている声はするが…誰なんだ。ここでは何も買いませんでした。ガイドブックには「チョコレートとか石けんが売っていてお土産にも最適」とおすすめされてたけど、別に欲しくなかったので。他にも絵はがき・絵皿とか、教会の売店らしいロザリオ・御像なんかもありました。教会で神父さんが使うような、分厚いミサ典礼書も売ってた!卒論で使ったなあ…懐かしく眺めてみる。ちょっと欲しい…けど、使わないし重いので踏みとどまった。危ない。

お土産屋さん近くでは、発掘現場がそのまま保管されています(入場料別のためこっそりのぞいて撮影)
お…歴代の聖堂の様子が説明されている
使節の時代はこれ…!と言っても、聖堂の様子ではなくて、ここにあった修道院の様子が描かれてるみたい
さらに奥に歩いて行くと、有料になる回廊のところに出てきてしまった。柵があって入れないようになってるけど、見張ってる人が誰もいないのでこっそり写真を撮ってみる…

 ひととおり見終わったので外へ。使節が来たころはこんなにきれいじゃなかったんだよなー…残念だけど、時の流れなので仕方ない。

最後の最後で、正面にやってきました。奥にあるのがモザイクのファサード
こんなに立派な造りだったのか…

 外は相変わらず強風。冷えすぎて足首の感覚までなくなってきたので、向かい側にあったマックに入ることに。どんだけ愛用してるんだ。私はあまりお腹が空いていなかったので、ポテトだけ注文。妹はイタリア限定のチーズバーガーを注文していた。

イタリア限定と思われるチーズバーガー。モッツァレラチーズを使っているらしい。妹によると「味は普通」。それがマックのいいところ

 妹がトイレから戻ると、「水道の使い方がわからなかった」とぼやいていた。隣にいた子どもが何か言っていたので、キョトンとしていると、ジェスチャーで水の出し方を教えてくれたのだという。こういうちょっとした交流も旅の醍醐味ですね。

 後半はラテラーノ教会へ向かいます。


+5日目(その2)(ローマ)

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