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(イスラエル 旅のこぼれ話2)
イスラエルで買い物

 ホテルのお土産屋に立ち寄ったときのこと。同じツアーに参加している英語ペラペラの0さんと偶然一緒になった。Oさんによると、このお店は、街の土産物屋よりかなり安いらしい。しかも20%OFFだという。店員のおばちゃんも元気で親しみやすい。面白そうなので話し掛けてみた。

私「(売り物を指して)How much is this?」

おばちゃん「8…Sorry, I fogot…(確認してみる、というようなことを言って電話する)」

私「(値札はないのかと思いつつ)OK.」

おばちゃん「(電話し終わって)OK, This is 8$. But…(計算機で20%引きを計算)6$!」

私「Oh, great!(大げさにあいづち)」

 その後、その商品をそのまま買うことにした私。

おばちゃん「Thank you.(レジを打つが壊れている。こっちを使いましょう、というようなことを言って計算機を使うが、なぜか900452…というような驚異的な数字が出てしまう)」

私「(笑)」

おばちゃん「Oh my god!!!(もう1つあった計算機を使って計算、ちゃんと計算できる)」

 この騒動は友人のときにも行われていたが、おばちゃんの反応が面白い。おばちゃんが可愛い袋に商品を入れているのを見て、「Cute paper(可愛い紙)」などと適当なことを言った私に「Yes, pretty bag.(ええ、可愛い袋)」とさりげなく直しながら応じてくれるあたりも素晴らしい。他にも、「誰に買うの?」などという簡単な英語の会話もでき、満足して店を後にしたのでした。英語が母国語ではないせいか、いくらか聞き取りやすいような??(ちなみにアメリカ人やイギリス人の英語は全く聞き取れない私)

 ところ変わって、ホテル近くのスーパーへやってきた友人と私。お土産になるようなものがないかと思い、探しにきたのである。
 まず、入口でびっくり。警備員がいきなりカバンの中を見せろと要求してくる。そんな奥深くまでは見ないものの、普通のスーパーでも荷物チェックがあることに驚いた。
 イスラエルの土産物屋では小分けにできるようなお菓子のお土産が見つからなかったので、スーパーに売っている怪し気な板チョコをお土産用に買う。
 ここで私と友人が使っていた円への換算方法が、一度ドルに換算してから、円に直すという方法だった。イスラエルでは「シェケル」というお金の単位を使うのだが、支払いをドルでするので、一度ドルを経由して円に直してから「ああ、○○円くらいか〜」と考えていた。たとえば値札に「12」と書いてあったら、「4シェケル(本当は複数形はシュカリムというらしい)=およそ1ドル」なので、「だいたい3ドルくらい、300円前後だな」と換算する。なんともまどろっこしい。
 スーパーのお菓子は日本のものよりお高めな感じだった。ドルで支払いを済ませると、おつりはシェケルで返ってくる。この単位は円に換金できないので、あまりジャラジャラ持ち帰っても日本で使えない。そのため、ドルで出すときは大きい単位のお札は出さない方がよいそうだ。
 スーパーのレジのお姉さんはなんか無愛想だった。会計が終わると、束になっている袋を放ってきた。「え?」と思いつつ、自分で袋を取る。イスラエルではこれが当たり前なのかもなあ。日本人の丁寧さをしみじみ実感したイスラエルでの買い物でした。


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