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●カルメル会の修道院(ステラ・マリス・カルメリット修道院) ハイファにはカルメル山という山があり、現在はカルメル会の修道院が建てられています。
カルメル会はカトリックの修道会で、この修道院は預言者エリヤのいた洞窟の上に建てられているそうです(ガイドブック情報)。エリヤといえばバアル神信仰の人たちと戦ったことが知られていますが、その対決も、ここカルメル山で行われたとのこと。聖書にもきちんと「カルメル山」の名前が記されています(旧約聖書「列王記上」18章20〜40節)。
ガイドブックを見ると、エリヤの洞窟というのも別にあるみたい…洞窟がたくさんあったのかも。イエスの時代でも洞窟に住んでたらしいし、この土地では洞窟に住んでいる人も多かったのかな。これはイスラエルに来ないとわからなかったことです。ちなみにイエスの職業「大工」も、日本の大工とは違って「家具職人」くらいの意味合いらしいですよ。
■カエザリア カエザリアには、ユダ王国を支配するため、ローマ帝国の総督府がありました。海に面して、半円の劇場や闘技場跡などの遺跡が残っています。イエスを処刑したローマ総督ピラトも、ここに来ていたそうです。
円形劇場跡などに行くには、動物園の入口のようなところから入ります。ツアーだから気にしてなかったけど、入場料かかってるみたい。
カエザリアは、使徒パウロが宣教のため旅立ち、また帰ってきた地でもあります。遺跡ばかりに目を奪われてしまいますが、今回はむしろこちらがメイン。 パウロは何回も宣教旅行をし、外国にもキリスト教を広めていきました。彼が書いた手紙のいくつかは、新約聖書にも載っています。異邦人に向けて書いているので、教えの内容がわかりやすく、信者の先輩におすすめされたことがあります。 意外なことに、パウロはもともとユダヤ教で、キリスト教を迫害する側にいました。それも、率先して迫害していました。しかし、迫害の旅の道中、強い光の中でキリストに出会い(実際に会ったわけではないようですが)、目が見えなくなります。その後イエスの弟子に癒され、洗礼を受けてキリスト教信者になったということです。余談ですが、「目からウロコ」という言葉は、このエピソードから来ているようですね。聖書には、イエスの弟子がパウロを癒したときに、目からうろこのようなものが落ちた、と書かれています(新訳聖書「使徒言行録」9章18節)。日本の諺かと思ってた…。ついでに、「豚に真珠」も聖書に載っている言葉です。
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